はじめに:物理学の金字塔への挑戦 「光の速さは、どのような条件であっても常に一定である」――。 アルバート・アインシュタインが1905年に提唱した特殊相対性理論の根幹をなすこの「光速不変の原理」は、現代物理学における聖域とも言える金字塔 ...
1. 誰もが知る法則が逆転した世界 誰もが知っている物理法則「光速は音速より遥かに速い」。 雷が光ってから音が鳴るのは、その証拠です。 では、もしこの法則が逆転したら? 「音が聞こえてから、数秒後に口が動く」 「遠くの景色は、数分前の過去の ...
物理学者たちが長年追い求め、そしていまだに未達成である「四つの力の統一」を説明できる可能性をもった、物理学の最新理論「ホログラフィー原理」。量子力学よりもさらに不思議でつかみどころのない最新理論を、人気の物理学者である橋本幸士教授がわかりやすく解説し ...
約60年前、TVシリーズ『スター・トレック』が放送されて以来、人々はある夢を抱くようになった。いつの日か人類は光よりも速い「ワープ航法」によって銀河を旅するようになるだろう、と。未来の人類は、宇宙船に飛び乗ってあっという間に遠い恒星へ ...
光速を超えることは理論的に可能? 真空中における光の速度は秒速29万9792.458km(約30万km)。1秒間に地球を7周半できる速さです。 これは宇宙最速であり、ほかのいかなるものにも超えることができない速度であると、アインシュタインが特殊相対性理論に ...
「タキオン」は、光速を超えて移動する仮説上の粒子で、これまで実際に観測された例はなく、現代物理学の「問題児」とされていた。 これまでタキオンは、特殊相対性理論に適合しないとされ、その存在が否定されていたが、過去と未来が混ざり合うこと ...
何十年もの間、ほとんどの物理学者は、ワープ航法は不可能だと考えていた。ところが、ここ数年の理論研究において、ワープ航法は必ずしも物理法則に反するわけではないことが示されてきた。そのおかげで、実際のワープ航法技術を生み出すことへの関心が一気に高まった。
これまでさまざまな「ワープ」に関する理論が提唱されてきたが、いずれも物理法則を破るものだった。だが、このほど提唱されたワープ航法理論は、あくまで既存の物理学のルールを守りながら、それを実現する。 既存のワープ理論の難点は、既存の物理 ...
【読売新聞】 高エネルギー加速器研究機構(KEK)は、原子より小さな素粒子に着目し、自然界に働く法則や物質の構造を解き明かすことに挑む国立の研究機関だ。つくばキャンパス(つくば市)では日本で唯一、138億年前に宇宙を生んだ「ビッグバ ...
物理学者ポール・ディラックは、1930年代に「ディラック方程式」を発表し、電子の存在だけでなく、負のエネルギーを持つ解を導出した。この解釈により、負のエネルギーの電子が時間を逆行するとされ、正のエネルギーの陽電子が時間を順行することが示された。これにより、宇宙は負のエネルギーの電子で満たされ、電子の欠如が陽電子を生み出すと考えられた。