伊藤 創祐(東京大学大学院理学系研究科附属生物普遍性研究機構 講師) Andreas Dechant(京都大学大学院理学研究科 特定研究員) 2.発表のポイント: 熱力学的な観測量の変化速度と情報の抽象的な概念を結びつけることに成功した。 観測量の変化速度に ...
熱力学的な観測量の変化速度と情報の抽象的な概念を結びつけることに成功した。 観測量の変化速度に関する情報による熱力学的な限界を新たに導出した。 有限の熱コストで機能している生体システムにおいて、この熱力学的な限界が情報処理速度に影響 ...
1867年、英国の物理学者ジェームズ・クラーク・マクスウェルは、熱力学と情報の深い結びつきを示す思考実験を提起した。その内容は、箱の中にある多数の気体分子の速度を外部から測定し、その結果に応じて分子を選り分ける存在がいれば、箱内の気体の ...
今回の研究で証明されたゆらぎの定理は、熱力学量と情報量の深い結びつきを詳細に記述するだけでなく、熱平衡から大きく離れた状態であっても一般に成立するとしているほか、ゆらぎの定理からは熱力学第二法則をはじめとするさまざまな重要な関係式 ...
熱力学第二法則のメッセージは、極めてシンプルだ。熱的に閉じた系で不可逆的変化が生じると元には戻りません、何もしなければ乱雑さ(エントロピー:entropy)は増える一方ですよ、と主張しているに過ぎない。 エントロピーの増大は、お風呂に入れた ...
――高速動作と省エネ性を両立する熱デバイスの実現に向けて―― 【発表のポイント】 量子系が熱浴と相互作用する量子開放系のダイナミクスにおいて、系を操作する速度とエネルギーコストの関係に対称性が与える影響を理論的に明らかにした。
1)熱が高温から低温へと移動するという熱力学の第二法則に反証を試みたマックスウェルの思考実験は、物理学者たちを悩ませ続けてきた。 2)この思考実験から、情報あるいは宇宙といった領域における熱力学第二法則の有用性が検討されてきた。
米カリフォルニア大学サンディエゴ校に所属する研究者らが発表した論文「Second law of thermodynamics: Spontaneous cold-to-hot heat transfer in a nonchaotic medium」は、「熱は高温から低温へ流れる」という物理学の基本原理が、特殊な条件下では異なる振る舞いを示すことを ...
インプレスグループで理工学分野の専門書出版事業を手掛ける株式会社近代科学社は、2023年8月11日に、近代科学社Digitalレーベル(※)より、『MATLABで学ぶ 物理現象の数値シミュレーション』(著者: 小守 良雄)を発行いたします。 (※近代科学社Digitalと ...
「熱力学」と聞いてどんな学問かピンとくる人はおそらく少数だと思う。「熱や物質の輸送現象やそれに伴う力学的な仕事について、系の巨視的性質から扱う学問」なのだが、これでイメージが湧くだろうか。 この分野を築いたカルノー、クラウジウス ...